豊橋市視聴覚教育センターの科学講座/先生は高校生と大学生/教育活動の推進に一役/教える側も自己研鑽の場
2026/07/19

高校生による科学講座では鉱物についても学ぶ(豊橋市提供)
高校生や大学生が講師を務める豊橋市視聴覚教育センター(同市大岩町)の科学講座が、教育活動の推進に一役買っている。
7、8月にセンターなどでは主に子どもたちに科学に親しんでもらおうと、名城大学附属高校や名古屋経済大学市邨高校の生徒が企画した講座が行われる。その名も「高校生とラボしよう!」。扱われるテーマは空気やコケ、炎色反応など多岐にわたる。
このほか夏休み期間には、豊橋技術科学大学や名古屋大学、愛知教育大学、中部大学などの学生による科学講座も計画されている。
数年前からセンターでは、科学に関心を持つ高校生や大学生が受講者に教える機会を提供。こうした「科学者の卵」の協力によって、学芸員が専門としない分野をカバーし、センターの魅力アップにつなげてきた。教える側にとっても「自己研鑽(けんさん)になっている」と、市科学教育センターの加藤千茶子学芸専門員は学びの場としての意味合いを指摘する。
高校生が講座を受け持つ際には、事前にセンターの学芸員が相談にのり、練習をして何度も内容を練り直す。そうした成果の「お披露目の場」として本番を迎える。
講座数は次第に拡大している。職員が積極的に学校に出向くことで顔つなぎをして、講師になってくれる高校生を増やしてきた。以前から連携する大学の教員の教え子や、センターでアルバイトをしている大学生が講師になる例もあるという。
各講座の参加申し込みはセンターのホームページで受け付ける。加藤さんは「夏休みに興味のあるものにトライしてほしい」と呼びかけている。