「うずら 吉兆を叫ぶ鳥展」きょう開幕/豊橋市美博
2026/07/25

テープカットして開場(豊橋市美術博物館で)
豊橋市制120周年を記念して開催される企画展「うずら 吉兆を叫ぶ鳥」が25日、豊橋市今橋町の市美術博物館で開幕する。24日に内覧会が開催された。
豊橋市がうずらたまごの名産地になっていることから、近年苦境が続く養鶉業界を応援しようと企画された。うずらを主役とした展覧会は全国でも珍しいとされる。24日に開場式が開催され、テープカットして開場を祝った。
鳴き声が「御吉兆」と聞こえることから縁起の良い鳥とされ、親しまれてきたうずら。展覧会は「うずらとくらす」「うすらにこめる」「うずらをめでる」「うずらをえがく」の4つのテーマで構成し、野生のうずらの生態や歴史から、うずらを詠んだ和歌、ペットとしてのうずらなど、うずらをめぐる様々なカルチャーを紹介する。
うずらをテーマにした和歌が掲載された資料や、うずらをモチーフにした工芸品、うずらの飼育書など珍しいものが多数展示され、古事記の時代から続くといううずらと人との関わりをつぶさに見ることができる。
前期と後期に分かれ、前期が8月16日まで、後期が8月18日~9月13日まで。前期には、名古屋市博物館所蔵の重要文化財「秋草鶉図屏風」が展示される。穂のついたススキが野生のうずらの姿と共に描かれ、繊細で美しい。仙台藩主伊達家の旧蔵品だという。
他にも、うずらの名手と言われた土佐光起の作品や、42羽ものうずらが描かれた栗田真秀の群鶉山菊絵なども展示され、興味深い。
現在は野生のうずらは大変珍しく、全国で700羽ほどしかいないといわれる。展覧会を機に、豊橋ゆかりのうずらについて知識を深めるのもいいだろう。入場料は一般・大学生800円、小中高生400円。