UFJ銀行新城支店職員へ詐欺防止感謝状/新城署
2026/08/20

本藤署長㊧から表彰を受けた田部井課長㊥と吉川さん(新城署で)
特殊詐欺の被害を防いだとして、新城署は17日、三菱UFJ銀行新城支店(新城市西新町)の田部井年尚営業課長と、職員の吉川文香さんに感謝状を贈った。本藤幹信署長は「これまでにも何度も防いでいただいた。今後も協力願いたい」とたたえた。
同支店は今月4日、「口座の利用上限を200万円に引き上げたい」という60代男性に対応。吉川さんが事情を聞いて不審に感じたため、田部井課長へ報告。支店から署へ通報して被害を防いだ。
男性は、動画サイトから無料通信アプリ「LINE」に誘導されて「補助金が受けられる」などとだまされていた。犯人側の指示に沿って出入金の限度額を上げようとしていた。
支店ロビーのタブレットで手続きをした際、操作が完了せずに同銀行本部から支店へ連絡が入っていた。吉川さんは詳しく事情を聴き取った上、銀行での行動も指示していたLINEの画面も確認して詐欺と判断した。
吉川さんは日ごろから詐欺に関する相談や問い合わせに対応し、多額の被害に遭った利用者の苦悩を間近に見てきた。「手口は複雑化している。今後もお客さまに情報を提供して被害を防いでいきたい」と感想を話した。
支店は直近5年で4回目の表彰となった。新城市内では今年、今月までに特殊詐欺被害が11件あり、前兆電話も多数確認されている。田部井課長は「今回の事例も職員間で共有し、的確な初動対応を図って被害をなくしていきたい」と語った。