東海4県企業 帝国DB調査/進まぬ価格転嫁 利益減少直面
2026/08/20

具体的影響(帝国データバンク調べ)
エネルギー価格上昇が経営に「マイナス影響」があると答えた企業が東海4県で91・1%に達したことが、帝国データバンク名古屋支店がまとめた調査で分かった。不透明な中東情勢を背景としたコスト増を価格転嫁できず、利益減少に直面する企業の実態が浮き彫りとなった。
「マイナス影響」の内訳は「ややマイナス影響」が52・7%、「大きなマイナス影響」が38・3%。全国平均の89・4%を1・7ポイント上回った。業界別では「運輸・倉庫」の95・0%を筆頭に、「製造」94・9%、「建設」94・5%、「小売」94・3%で高い割合となった。
具体的な影響(複数回答)は、「原材料・資材コストの上昇」が77・7%で最多。「光熱費の上昇」60・3%、「物流コストの上昇」59・7%が続いた。コスト上昇分を販売価格へ十分に転嫁できず、「利益の減少」に直面する企業も49・1%と約半数に上る。
政府に望む政策(3つまでの複数回答)では、調達先の多様化など「エネルギー安定供給の確保」が44・2%で最も高かった。「電気・ガス料金補助の継続・拡充」35・4%や「燃料費への直接補助」33・8%といった足元の負担軽減策を求める声も目立った。
調査は6月、東海4県の2418社を対象に実施し、1130社から有効回答を得た(回答率46・7%)。