下五井ガード下、過去5年間で18件発生/豊橋
2026/09/13

橋桁への衝突が後を絶たない下五井ガード。JR東海道本線には貨物列車も通る(豊橋市下五井町で)
〝鉄道泣かせのガード下〟がある。豊橋市下五井町の下五井ガード下は、鉄道2社の3路線をくぐる道路だが、トラックなどによる橋桁への衝突事故により、鉄道が運転を見合わせる事案が後を絶たない。
下五井ガードは、JR東海道本線は西小坂井と下地間、JR飯田線は小坂井と下地間、名鉄名古屋本線は伊奈と豊橋間に位置する。両社の供用区間のため、各線が並走するガードの橋桁の制限高さは2・3メートル。普通乗用車なら問題ないが、荷台の大きなトラックなどは通れない。
このガード下では橋桁への衝突事故が頻発している。鉄道会社が公表しているだけでも、過去5年間で同様の事案が18件発生。今年に入ってからはすでに5件起きている。最近では8月25日に続き、今月4日と5日に2日続けて発生。そのたびに鉄道が運休となり、遅れが生じるなど運行ダイヤが乱れる事態となっている。
ガード周辺には赤い斜線で制限高さの位置を示し、トラックのマークと「高さ注意」と書かれた看板も設置しているが、事故はなくらないのが現状だ。東側には国道1号や豊橋魚市場が、西側には国道23号名豊道路バイパスの前芝インターチェンジなどがあることから、抜け道として利用する車が多いことも背景にあるとみられる。
地元に住む男性は「事故のたびに電車が止まり、通勤通学で利用する人たちが気の毒。もっと抜本的な対策を講じてほしい」と話している。
ガード付近には、衝突した際に電話するJR東海緊急連絡先番号が掲示されている。