「ゼロ」企業4割超 役員もほぼ半数〝不在〟/帝国DB名古屋支店調べ/業界ごとのばらつき浮き彫り
2026/09/18

女性役員・管理職の比率(単位=%、帝国データバンク調べ)
帝国データバンクがまとめた東海4県の企業を対象とした女性登用調査によると、女性管理職の平均割合は前年比0・9ポイント減の9・9%となり、微減に転じた。女性管理職が「ゼロ」の企業も依然として4割を超えている。
役員に占める女性の平均割合も前年を0・3ポイント下回る14・7%だった。女性役員が一人もいない企業は全体の49・6%と、ほぼ半数を占めた。全体として女性登用の動きに停滞感がうかがえる結果となった。
一方で、今後について見通しを尋ねたところ、女性管理職の割合が「増加する」と見込む企業は30・1%だった。規模別では大企業ほど増加を見込む傾向が高く、上場企業や大手を中心に、女性活躍推進の取り組みが進む見通しだ。これに対して女性役員の割合が「増加する」と答えた企業は10・9%にとどまり、経営層への登用には慎重な姿勢が目立つ。
業界別では、女性従業員が多い「小売」などで管理職割合が高い一方、製造業や建設業などでは低水準が続いており、業界ごとのばらつきも浮き彫りとなった。
今回の調査結果について同社は、企業規模や業界による二極化が進んでいると分析。女性がキャリアを築きやすい労働環境の整備や、経営層による意識改革が課題になると指摘している。