予防的事前通行規制/過去の冠水実績踏まえて国交省/豊川の国1など新たに15カ所
2026/09/21

予防的な事前通行規制が導入される国道1号アンダーパス(豊川市小坂井町で)
先月の千葉豪雨以来、各地で大雨災害が相次いでいることを受け、国交省は国道のアンダーパスで予防的な事前通行規制の導入対象を拡大する。過去の冠水実績を踏まえて新たに15カ所が追加され、県内では3年前の豪雨で車両が水没した豊川市の国道1号アンダーパスなど4カ所が含まれた。
国交省はこれまで全国7カ所で事前通行規制を導入していたが、死者13人を出した8月中旬の千葉豪雨を皮切りに、9月に入っても線状降水帯の発生を伴う水害が頻発していることを受け、事前通行規制を導入するアンダーパスの追加に乗り出した。
新たに対象となる15カ所のうち、名古屋国道事務所が管轄する県内4カ所では、これまでの雨量基準に基づくパトロール、冠水位に基づく通行規制に加え、新たに事前の通行規制を実施する。
東三河では、豊川市小坂井町の低地にあり、JR飯田線や一般車両が通れる北浦橋などをくぐる国道1号アンダーパスが含まれた。市内にレベル4大雨危険警報が発表され、かつ時間雨量が45㍉に達した場合(予測を含む)や、道路管理者が冠水の可能性があると判断した場合に通行規制がかかる。
この国道1号アンダーパスでは2023年6月2日の記録的豪雨の際にも、近くの善光寺川のあふれや内水氾濫で道路が冠水し、多くの車両が水没して立ち往生する事態となっていた。
県内ではこのほか、一宮市丹陽町の国道22号、知立市上重原町の国道23号、清須市一場町の国道302号も対象となった。