外国人も住みよい街

【住みたい街とよかわ ―人口社会増の背景―⑥】サポート体制拡充/高まる町内会加入率

2026/09/24

豊川市内では防災訓練などの町内会行事に参加する外国人が増えている

 豊川市で社会人口が増えている背景に、外国人市民の存在がある。市は外国人が住みやすい施策を積極的に進めており、選ばれる要因となっているようだ。

 外国人市民の数は昨年4月時点で8753人で、総人口に占める割合は約4・8%。新型コロナウイルス禍以降は増加傾向にあり、2020年4月の6849人から約1・3倍に増えている。

 60近い国の外国人が暮らすが、最多はブラジルで3060人。次いでベトナムが2004人。大半が長期滞在者のブラジルに対し、ベトナムは技能実習など在留期間が短く、過去5年で中国やフィリピンを抜いた。インドネシアやネパールも増えている。

 昨年9月定例市議会での井川郁恵議員の一般質問で、市は町内会に加入している外国人市民が2023年度は25%で、5年前から5%増えていることがアンケート調査で分かったと答弁した。同年度における就労状況でも正社員が22・2%で、5年前の14・8%から上がったことも定住化につながっていると受け止めた。

 市は、市民協働国際課に外国人向けのワンストップ型の相談窓口を設置。ポルトガル語4人、ベトナム語2人、英語と中国語各1人の通訳を配置している。24年度の相談件数は1万840件で、ポルトガル語が8623件で最多だった。

 また、タブレット端末で17言語に対応できるテレビ通訳サービスも導入しており、同年度の活用実績は307回(2982分)で、最多はベトナム語の123回だった。

 市は、小学校低学年が理解できるレベルの「やさしい日本語」の普及を進めるとともに、広報やとよかわ安心メール、SNSでも多言語で対応。町内会加入率の上昇を図る意味でも、外国人と日本人の橋渡し役となるリーダー的存在の「とよかわ外国人キーパーソン」を新設。当初は29年度までに登録者を6人とする目標だったが、先月2人が加入し、すでに6人体制となっている。
(おわり)

「とよかわ外国人キーパーソン」登録者の皆さん

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