連携して災害対策の体制作り

豊川市と豊川稲荷が午年開帳に備える

2026/09/24

昨年2月の豊川稲荷門前での火災では、表参道にホースを延ばして消火活動が行われた

 11月に予定される豊川稲荷の午(うま)年開帳に備え、豊川市は豊川稲荷と連携し、災害対策の体制づくりを進めている。近日中に詳細が発表される。先月には三重県の伊勢神宮近くの商店街で大規模火災が発生。観光客を含めた安全を確保する仕組みが求められる。

 72年ぶりの午年開帳の期間は11月1日から23日まで。10月下旬からは関連行事も予定され、市内外から大勢の参拝者が想定される。門前の商店街にも例年以上の集客が見込まれている。

 心配されるのは、木造住宅が密集する商店街での地震による建物の倒壊や火災の発生だ。

 6月の定例市議会で松下和司市議の一般質問に対し、山本太郎危機管理監は「観光客など一時的な滞在者が多いタイミングでの発災には特に注意が必要」との認識を示し、国のガイドラインでは大規模な集客施設には発災直後の利用者の施設内待機や安全な場所への案内誘導、備蓄品などの物資提供が求められていることも踏まえ「豊川稲荷と協議の場を設け、大規模地震発生時における避難誘導や安全確保の対応について連携を図っていく。一時滞在施設の確保に向けた検討を進めていく」と答えた。

 8月31日には、伊勢神宮の参拝者も訪れる近鉄宇治山田駅前にある明倫商店街で大規模な火災が発生。店舗や住宅など合わせて58棟が焼失した。

 豊川稲荷門前でも昨年2月10日夜、表参道沿いの店舗から出火。付近は道路が狭く、進入できる消防車も限られ消火活動に時間がかかり、隣接する2店舗が巻き込まれて焼ける事態となっていた。

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