県が地域安全戦略策定でパブコメ募集
2026/10/02

県内特殊詐欺の件数(左軸)と被害額(右軸)の推移
愛知県は、2027年度から3年間の指針となる「あいち地域安全戦略2029」の素案をまとめ、2日から県民意見(パブリック・コメント)の募集を始める。
県内の刑法犯認知件数は、新型コロナウイルス下の2021年に戦後最少を記録した後に増加へ転じた。特に特殊詐欺は認知件数と被害額がともに急増。2025年の被害額は投資・ロマンス詐欺などのSNS型で171億円、SNS型以外でも93億円に上った。手口の複雑・巧妙化が進むなど厳しい情勢が続いており、現行戦略で定めた「期間中の認知件数減少」の目標達成が困難となったため、情勢の変化に対応した新戦略を策定する。
素案では「県民の誰もが安全で安心して暮らせる愛知」を掲げ、「刑法犯認知件数の減少転換」「特殊詐欺増加の抑止」「規範意識の向上」「被害者支援の充実」の4目標を設定した。
対策面では、特殊詐欺を新たに「最重点」へ位置付けたほか、全国ワースト上位が続く自動車盗や侵入盗への対策を推進。「闇バイト」などに関与する匿名・流動型犯罪グループ対策も重点施策に追加した。
意見募集は31日まで。郵送やファクス、電子メールで受け付ける。素案は県のホームページで閲覧できる。