サーラの森で植樹始まる

2003/04/06

植樹を行うサーラの森

 ガステックサービス(豊橋市白河町、神野吾郎社長)は5日、北設楽郡設楽町東納庫の大野山で穂の国森づくりの会の協力で第1回植樹を行った。
 一昨年に同社創立40周年記念事業を行ったが、社員から集まった意見で地域密着してエネルギー供給に携わる者として「環境にやさしい地域貢献を」との意見が多かった。
 このため、社員の手で自然の森を再生することを目指して「サーラの森」構想を立ち上げた。昨年9月に大野山に5ヘクタールの土地を取得、準備してきた。
 同日は、あいにくの雨となったが、社員とその家族ら約50人がバスで現地へ向かい、同日午前10時半から植樹作業を行った。植樹は、1人10本を目標に広葉樹の苗木約500本を山の斜面に植えた。
 樹種は、奥三河に自生している木を中心にブナ、ミズナラ、ツバキ、ヤマザクラ、ケヤキ、ヤマグリなど11種。水源に近い山のため、戦後の植林で多く植えられたスギ、ヒノキなどが多いが、水源涵養には広葉樹が適している。
 また、最近はカモシカ、ニホンザルやタヌキ、アナグマなどの動物が増えており、実のなる木を増やすことも求められている。森の再生と同時に生き物のための森としても重要になっており、「サーラの森」が自然な森の再生につながってほしいところだ。

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