身をもって体験
2013/07/10
食事介助体験学習の様子
藤ノ花女子高校(山崎宏人校長)は9日、同校で、生活情報科3年生を対象にした家庭看護・福祉講座を開いた。
今年で16回目。豊橋創造大学・保健医療学部看護学科の蒔田寛子準教授らを招き、白内障、飲み込む力機能が低下している高齢者の疑似体験と食事介助を行った。加齢・障害に伴う身体面の変化を理解することが目的。
生徒は2人1組となり、介助される側(80歳想定)と介助する側を、交代で体験。いすに座った場合と、ふとんに寝ている場合の2通りで行った。
介助する生徒らは横になった人にヨーグルトなどを食べさせることに苦労。介助される側は、ゴーグルで目が見えない状態に不安げな様子だった。
看護師を目指す原彩乃さん(17)は、2年生の時すでにヘルパー2級の資格を取得。「目配り気配り心配りができる看護師になりたい。今日の実践は役に立った」と笑顔で話した。