中央高校で自分探し講座

2004/11/05

足の指を使い板書し講演する小島さん

 豊橋中央高校(高倉宣夫校長)は4日、12人の市民講師による「将来の自分探し講座」を総合的な学習の時間を使って開き、1年生349人が受講した。18日も行う。

 生徒たちが夢を持ち、生き方を考えることの大切さを実感させる目的で開催し、今年2年目。全4日間あり、10月に各担任が教師になった理由を話したり、名古屋就職センター所長が講演した。

 この日は、生徒の希望を取ってさまざまな分野の職業の講師が講演した。中でも元パチスロの塾講師、作家で元尾崎豊マネジャー、教師をめざす大学院生、芸能プロダクション社長が生徒の人気を集めた。

 その1人、名古屋外国語大学大学院2年の小島祐治さん(24)=西尾市=は4歳の時の交通事故で両腕がない。ネガティブな高校時代だったが、大学では免許を取り、ホノルルマラソンで走り、生まれ変わったことや、ニュージーランドに短期留学して教師を目指したなどのエピソードを話し、「壁があっても、乗り越えるいろいろな方法を考えて、困難を1つずつ乗り越えて、あきらめないで。皆は両手があり僕より有利。一生懸命努力して。事件が多く起こっているが、その両手を人を助けるために使ってほしい」と締めくくった。


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