自社製品で予防検診

新潟大教授を招く/エコノミークラス症候群/本多電子

2019/08/21

予防検診を受ける女性

 超音波応用機器メーカーの本多電子(本社=豊橋市大岩町、本多洋介社長)は20日、自社製品の超音波画像診断装置を使ったエコノミークラス症候群の予防検診を本社で行った。

 申し込んだ正社員とパート社員ら約80人が検診を受けた。使われたのは、2014年に発売した「HS―2200」と昨年発売の「HS―171」の2つの超音波画像診断装置。ふくらはぎの裏側に押し当てて、その場で超音波エコー画像を見て血管径を確認、エコノミークラス症候群の疑いがないかを調べた。

 社員の健康管理を兼ねて初めて実施した。検診は、新潟大学大学院医歯学総合研究科先進血管病・塞栓症治療・予防講座特任教授の榛沢和彦さんを招いて行われ、検診結果は、榛沢さんの研究データとしても役立てられるという。

 榛沢教授らは、災害時に車内泊が原因でエコノミークラス症候群を発症することを防ぐための早期発見と治療などに力を入れており、同製品を推奨している。これまでに2000台を売り上げ、国内外の病院や接骨院等で使用されている。

 同社メディカル事業部の島内義男・副事業部長は「検診は関心が高かった。協力メーカーとして、予防医学に役立つような商品を今後も手がけていきたい」と話した。

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