高齢者に喜んでもらおうと/紙芝居とオカリナ演奏を披露
2024/03/28
熱演する清水さんとオカリナを吹く太田さん(新城市玖老勢の特別養護老人ホームくるみ荘で)
新城市で紙芝居活動をする清水忠雄さんとオカリナ演奏をするリリオブランカ(太田雅子代表)のメンバー4人が26日、同市玖老勢の特別養護老人ホームくるみ荘でデイサービス利用者約20人を前に慰問公演を行った。
高齢者に喜んでもらおうと、清水さんは紙芝居「愛染かつら」を用意した。「胸をときめかせると若さが戻りますよ」とあいさつし、1960年代社会現象ともなった医師津村浩三と看護婦高石かつ枝のラブストーリーを熱演した。太田さんがオカリナでBGMや擬音を流し、盛り上げた。
利用者らは紙芝居にくぎ付け。ハッピ―エンドでラストを迎えると、大きな拍手が起こった。「豊橋の丸物で映画を観た」「懐かしい」と皆笑顔だった。清水さんも「皆さんが集中して見ていて熱気を感じた」と喜んだ。
オカリナ演奏では、「花」「春の小川」「京都慕情」「ふるさと」など6、7曲を演奏し、利用者らは歌詞カードを見ながら一緒に歌った。「東京ブギウギ」では、リズミカルな体操を演奏に合わせて元気に行った。
太田さんは「皆さんがとても元気に参加し、楽しんでもらえてよかった。また来たい」と笑顔で話した。