開業60周年ウォーク―20日に三河三谷駅から
2024/04/13
トンネルの上からの眺め(JR東海提供)
東海道新幹線が10月で開業60周年を迎えるのを前に、JR東海は無料の周遊イベント「さわやかウォーキング」に記念コースを設定した。第1弾は今月20日に開催され、蒲郡市の三河三谷駅をスタートする。新幹線の雄姿をじっくり眺めてもらおうと絶好の展望スポットを組み込んでおり、運が良ければ在来線と並走するところを見られるという。
同イベントは1991年に始まり、週末を中心に催されている。参加費も予約も不要で、駅で地図を受け取った後は各自思い思いのペースで歩いていく。
ウォーキングや眺望を楽しむだけでなく、史跡、工場を見学できるコースが多い。参加ポイントをためれば景品と交換できる特典もあって人気を集め、この1月には累計参加者が600万人を超えた。
20日の記念コースは三河三谷駅を出発し、蒲郡駅にゴールする約8キロ。まずは星越峠方面へ東に向かい、新幹線と在来線の線路を同時に見下ろせる鉄道トンネルの上に立ち寄る。その後は三谷町や竹島周辺を歩く。
標準的なペースなら約2時間の道のりで、水族館などへの入場は有料となる。スタートの受け付けは午前8時半から正午まで。案内はウェブサイト=QRコード=に載っている。
なお、国道が通る峠は「ほしごえとうげ」と呼ばれるが、新幹線が走るのは「星越(ほしこし)トンネル」なのだそう。さらに在来線の方は「星越山(ほしこしやま)トンネル」。微妙に違ってややこしいところが興味をそそる。
JR東海の担当者は、さわやかウォーキングについて「魅力的なコースを数多く用意しているので、多くのお客さまに参加いただいて楽しんでもらいたい」と話している。