新城有教館高生が育てたカーネーション
2024/05/09
出荷作業をする生徒ら(県立新城有教館高校で)
「母の日」(12日)を前に、県立新城有教館高校の専門系園芸デザイン系列の3年生7人が育てたカーネーションが今年も、全校生徒と教職員を対象に販売される。8日、出荷準備が始まった。
販売日は10日。鉢は5号(直径15㌢鉢)で、サキーネ系のバレンシアとパールピンク、グランジュール赤、サンライズの4色。1鉢400円という格安の値段で提供される。販売は、栽培した生徒が担当する。すでに生徒約200鉢、教職員70鉢の注文が入っている。
出荷作業では、鉢を水やりの楽な底面給水鉢に入れ、古い花を摘んで保護用フィルムをかぶせ、「お母さんありがとう」のカードを付けた。
大井湖春さん(17)は「いろんな色のカーネーションができた。私はピンクのカーネーションを母に贈る。皆さんにもお勧め」とし、大澤香方さん(18)は「手間がいらず、長く楽しめるように6カ月保つ肥料が入れてある。皆さんが癒やされたらうれしい」と話す。
同校では、この時期に合わせ開花させるエコ栽培を4年前から研究している。様々な温室内を移動させることで暖房を使わず育てる方法で、重油高騰の影響を受けない。寒さを与えることで夏の暑さに負けない丈夫な株に育つという。