保育士の安定確保へ

来月 体験型就職支援プログラム/子育て環境整備図る/蒲郡市「気軽に参加を」

2017/07/21

 蒲郡市は、不足がちな保育士を確保する取り組みとして、8月に体験型の就職支援プログラム「保育士するなら蒲郡!」を開催する。保育の仕事に興味を抱く人を対象として実施。園で業務を体験してもらいながら魅力を伝え、安定した子育てや幼児教育の環境を整備していく。担当者は「興味のある人は気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 プログラムは、資格を有しながら勤めていない「潜在保育士」や、無資格者の参加も受け付ける。市立南部保育園(神明町)で保育体験を行い、現役保育士との話し合いや、園長と会話する時間も設けている。

 近年は、国の子育て支援制度の変更などにより、低年齢からの入園が増加傾向にある。同市でも、乳幼児を半日から1日受け入れる「一時預かり」のサービスが拡大し、保育士の業務は多様化。市は中長期的に保育士を確保するため、プログラムを企画して初開催する。子育て支援課の嶌田弘子指導補佐は「全ての幼児園児に、同等の教育が保証できる環境を整えたい」と目的と理念を語る。

 同市の公立保育園の数は16園。0歳~5歳児までの園児約1200人が通い、保育士約300人が業務に携わっている。市は、定期的に保育士を募集。臨時採用などを続けるが、サービスの拡充などもあり、待機状態の保育士がいない状態が続いている。

■女性の社会進出も推進

 保育士の資格を持つ女性は、結婚や出産を機に退職する事例が多い。東三河在住の20代女性は、今年3月まで保育園に勤務していた。結婚し、住居の変更に伴い退職。その後、蒲郡市の臨時保育士に応募し、8月からの採用が決まった。女性は「結婚後も働くつもりだったが、妊娠した時などを考えると簡単に応募はできなかった。事情を考慮した上での採用はありがたい」と語る。

 体験プログラムでは、資格を持ちながら現場経験のない女性や、子育てが一段落した母親など、職歴や居住地も問わずに幅広く募集している。嶌田補佐は「安心して子どもを預けられる状態になれば、女性が働きやすくなる」と社会進出の効果も見込む。

 臨時採用が決まった女性は「経験を積むほどに魅力を感じられる仕事。子どもたちと一緒に成長できる」とやりがいあふれる仕事であると強調する。

 プログラムは8月28日~30日に開催。1日コースと3日間コースがある。申し込みや問い合わせは、同課=電話0533(66)1107=へ。31日まで。

2017/07/21 のニュース

プログラムでは、保育士の仕事の魅力を伝える(蒲郡市提供)

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.