志戸呂焼の味わい楽しむ

新作など約100点/豊川で陶芸家鈴木青宵さん陶展

2023/11/21

新作「ウエーブのあるカタチ」について話す鈴木青宵さん(ギャラリー花棕櫚で)

 静岡県浜松市天竜区に志戸呂焼の「直透窯」を構える陶芸家鈴木青宵さん(55)の陶展が、豊川市大橋町のギャラリー花棕櫚で開かれている。26日まで。

 志戸呂焼に不可欠な古代からの原料「丹石」を生かした志戸呂焼の「黒」を「丹黒(にぐろ)」と名付けて表現。黒色の持つ豊かな色合いを生かした黒の茶器、花器、酒器など約100点が並ぶ。

 中でも新作の丹黒の花器「ウエーブのあるカタチ」は、鈴木さんの手の中から創り出されたさまざまな曲線が味わいのある豊かな表情を楽しませてくれる。

 床の間に展示された丹黒の花器には、ホウバとリンドウが生けられ、黒色とウエーブのある形状の美しさを際立たせていた。

 鈴木さんは「志戸呂焼には〝家康公が愛したやきもの〟として保護されてきた歴史があります。この機会にぜひ、志戸呂焼の味わいを楽しんでいただければ」と話した。

21日は休館。

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