県人権週間啓発コンペで採択

豊橋のエクスラージが東三河初

2023/11/21

採択されたデザインのポスターを手にする共田社長㊧と山本さん(東海日日新聞社で)

 豊橋市花田町の広告企画制作会社「エクスラージ」がこのほど、県が啓発広報事業で図案などを公募した人権週間(12月4~10日)の企画コンペで採択された。記録が残る2006年以降で東三河からの採択は初めてだという。

 7社が参加したコンペでは、企画書とコンセプト、広報ポスターの図案とキャッチコピーを2回に分けて審査。ポスターの図案メインビジュアルに加え、与えられたテーマに従って「性的少数者」「部落差別」などの4つの分野でコピーとデザインを考案した。

 エクスラージは、「気づけば、築ける」をコンセプトに、課題が明確になることによって人権が尊重される社会が構築できることを、「気づいた社会」と「気づかない社会」の2つを対比させるデザインで表現した。文字と図案を組み合わせ、子どもでもわかりやすい表現で人権問題を訴えたことが評価されたという。

 採択報告のため東海日日新聞社を訪れた、企画デザイン担当の山本訓之さんは「昨年、2位だったので今年こそはと思い、あえてわかりやすさ、オーソドックスさを強調する方向で考案した。評価され、うれしい」と話した。

 共田慎性社長は「若手が頑張ってくれた。豊橋という地方都市からでも、大手に負けないクオリティーの仕事で勝負できると考え、ずっと取り組んできた。これを機会に、ますます前に進みたい」と話し、笑顔を見せた。採択された企画デザインは、ポスターや冊子として県全域に配布される。豊橋駅にも12月4日からポスターが掲示される。

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