業績や新たな取り組みなど報告
2023/11/21
あいさつする山口理事長
豊橋信用金庫(豊橋市小畷町、山口進理事長)は20日、市内花田町のホテルアソシア豊橋で、総代懇談会を開いた。総代94人が出席した。
あいさつに立った山口理事長は「地域の持続的発展のため、事業者支援の促進と経営基盤強化に取り組んでいる」と説明した。そのうえで「事業再構築補助金」の申請累計の件数235件のうち採択数が157件、採択率が66・81%であると具体的に示し、「全国平均に比べ高い実績」と強調した。
新たな試みとして、10月から東三河・湖西地域の中学生を対象に「早期起業家教育プログラム『とよしんスタートアップスクール』」を始めると紹介し、「信用金庫が中学生以下の起業家教育プログラムを主催するのは全国で初めて」と話した。
また、2023年度上半期の預金が1兆円を達成したことも報告した。「当金庫にとって長年の目標。1兆円の規模に見合った組織体制を構築し、地域密着の金融機関になるよう金庫を挙げて取り組む」と力を込めた。
さらに「『豊橋信用金庫10年ビジョン』の初年度にあたる今年度は、ビジョンの「夢を預かる、金融機関。」の浸透を最優先とする。次期3カ年計画の基盤となり、地域の持続的発展につながるもの」と考え、「役職員一丸となってチャレンジを続け、地域になくてはならない金融機関を目指す」と語った。
なお、23年度上半期の業績は預金1兆91億円、貸出金4365億円とともに増加。上半期の当期純利益は9億7000万円を計上した。不良債権比率は2・35%と健全性を確保し、自己資本比率は14・59%で高水準を維持した。