豊橋・福井酒造の蔵開き盛況/地元グルメお供に
2024/03/03
たるに入った新酒が振る舞われた(福井酒造で)
豊橋市中浜町の酒造メーカー福井酒造で、今年搾った新酒を味わう年に一度の「蔵開き」が開催された。おいしい新酒を求めて1000人以上が集まった。
豊橋市内を中心に、遠くは東京都などからファンらが集まった。新型コロナが5類に移行して久しぶりの本格開催とあって、午前9時のオープン前から蔵の前には大行列ができた。最も早い人は午前7時30分頃から並んだという。
一番乗りのファンの鏡開きで開会。看板商品の四海王をはじめ、愛知の酒米夢山水を使った3年醸造の酒や、スパークリング日本酒蝉蔵CICADAなどが振る舞われ、参加者はコップや升を片手に次々と酒を飲み干していた。地元の食品企業やこだわりのキッチンカーも軒を連ね、思い思いのつまみで日本酒を楽しむ姿が見られた。蔵の中を見学するツアーも人気だった。
福井知裕社長は「今年は温暖で酒造りに苦労したが、最終的にはいい仕上がりになった。当社の酒は淡麗辛口ながらふくよかさもある独自の味わい。存分に楽しんでほしい」と話した。