小学生の親4割以上が休暇取得
2024/03/08
子どもの休校に合わせて休暇を取得した親の割合
昨年11月に初めて実施された休校制度「県民の日学校ホリデー」について、県は県民意識調査を実施し、結果を公表した。小学生の子を持つ親の4割以上が、子どもの休校に合わせて休暇を取得した。
学校ホリデーの認知度は、「名称も大体の内容も知っていた」、または「名称を聞いたことがある程度」と答えた人の割合が52・7%と全体の半数を超え、休校の対象となる子どもを持つ親では73・4%に達した。
休校に合わせて休暇を取ったのは、小学生の親で45・3%、中学生の親で23・7%だった。休みの過ごし方については、休暇を取得した人のうち56・0%が「自宅で過ごした」と回答。「住んでいる市町村の場所や施設」「県内の場所や施設」「県外の場所や施設」に出かけたのは、それぞれ15%前後いた。
一方、休暇を取得しなかった親にその理由を尋ねると、「休むと給料が減るため」17・7%、「勤務先が普段から休みをとりづらい」16・8%、「シフト制になっていて休みがとれない」16・8%などの回答が多かった。親が休暇を取らなかった子どもの過ごし方は、小学1~3年生では「(別の)保護者がいて自宅で過ごした」が33・3%で最も多く、「子どもだけで、自宅で過ごした」が、小学4~6年生で32・4%、中学生で41・7%、高校生で52・3%あり、それぞれ最多となった。
県は「休み方改革」の一環として、家族が一緒に休暇を楽しめるよう公立学校で学校ホリデーを開始し、登校しなくても欠席扱いにならない「ラーケーションの日」も始めた。日本初のこうした取り組みに対し、全体の35・5%が学校ホリデーを「良いこと」と評価。子どものいる親では49・1%が「良いこと」と答えた。
調査は昨年12月、インターネットを使って調査を行い、2200人から回答を得た。