「ハーツ」が10匹受け入れ

治療必須な能登半島地震被災猫/緊張から安心の表情へ/豊橋

2024/03/08

能登半島で被災した猫(豊橋市内で)

 元日に起こった能登半島地震で被災した猫たちを、豊橋市の地域猫推進団体「ハーツ」が受け入れた。川崎市の愛護団体「犬猫救済の輪」から、自力で生きられない治療が必要な猫10匹を受け入れた。6日にハーツのシェルターに猫たちが到着した。

 猫たちは少し緊張した様子だったが、メンバーたちによってケージに移されると少し安心した表情を見せた。専用の部屋を与えられ、慣れるまでケージの中で過ごすという。

 輪島市と能登島から来た猫が中心で、地元の団体が保護し避妊手術などを行なった上で、犬猫救済の輪に引き取られた。「受け入れ先を探していたが、ハーツが最初に受け入れを表明してくれた。しかも10匹同時とあって、ありがたい。他にもいくつかの団体が数匹ずつ受け入れてくれ、手元には状態の良くない子が10匹ほど残っている」と犬猫救済の輪の結昭子代表。能登半島では、高齢者が昔ながらの方法で避妊手術などをせずに多頭飼育するケースも多く、保護された中には飼い主に飼育放棄された猫もいるという。

 ハーツが受け入れた10匹のうち2匹は、保護猫活動に協力するAichi穂の国ライオンズクラブが預かることになっており、フードも寄付されている。

 ハーツの古橋幸子代表は「悲しく苦しい思いをしてきた猫たち。まずは落ち着いて暮らせるよう丁寧に世話したい」と話した。

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