全日本バトントワーリング選手権東海支部大会のソロトワール男子
2024/03/08
1本のバトンを操るソロトワールの競技に臨む小島君(家族提供)
豊川市在住で、PL愛知第二MBA(豊橋市)所属の小島隆輝(りゅうき)君(12)が先月、名古屋市での全日本バトントワーリング選手権東海支部大会のソロトワール男子U―12部門で連覇を果たし、22日に開幕する全国大会(名古屋)への出場を決めた。
バトントワーリングは、金属の棒を回したり空中に投じたりする演技を通して、完成度や美しさでポイントを競う競技。小島君は1本のバトンを使い、課題曲に合わせて技を披露するソロトワールの小学生以下で、昨年に続き優勝した。
バトンを投げて体を3回転させたり、側転して落ちてきたバトンをキャッチしたりするなどの大技に成功。バトンを落とす回数も少なく高得点をマークした。「夏ごろに練習できない時期もあり、上手なライバルもいて不安だったけど、優勝できてうれしい」と自信をつかんだ。
姉未夕さんの影響で4歳から競技を始めた。腕や肩にまきつかせるようにバトンを巧みに操る「カットバックス」は1年ほどかけて体得し、階級を上げてきた。「誰から見ても、この子の演技はきれいだと思われるようになりたい」とレベルアップに励む。
女子に比べれば競技人口は少ないが、全日本選手権で小島君が出場する部門には昨年の倍以上の20人が出場する。前回は7位だった小島君は、5位以内を目標に掲げ「難しい技にも挑戦してお姉ちゃんを追い越したい。中学では(バトン3本で演技する)スリーバトンにも挑戦して世界大会に出場したい」と目標を明かした。