「胸を張れるほどの発見」

豊川で花の木古墳群・遺跡発掘調査講座/「蛇行剣」出土 重要性など解説

2024/03/17

県内初出土の蛇行剣について説明する社本さん(三河天平の里資料館で)

 豊川市大木町の花の木古墳群・花の木遺跡における発掘調査に関する講座が16日、三河天平の里資料館であり、市民ら30人が来場した。調査に携わった県埋蔵文化財センターの社本有弥さんが講師を務め、2020年5月から翌年3月までの調査結果を中心に、写真や資料で解説した。

 古墳時代に築かれた古墳群には全部で7基の古墳があり、それぞれの築造時期や形状を説明。埋葬施設や排水溝の跡、ヒスイの勾玉などの副葬品も紹介した。

 中でも7号墳については埋葬スペースが並ぶように発見され、片方の周辺には副葬品が多かったことから「個人的には偉い人物とその奥さんのお墓ではと思っている」と推測。県内では初めて蛇のように波打った「蛇行剣」が出土したことには「皆さんが地元の豊川で出土したと胸を張れるほどの発見です」と主張した。

 動画投稿サイトで公開している鉄器の取り上げシーンを紹介する時間もあった。

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県内初出土の蛇行剣について説明する社本さん(三河天平の里資料館で)

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