桜淵公園で最後の行事

新城市老人クラブ連合会が来年度末解散/13クラブ65人が清掃作業

2024/03/17

最後の事業を終えた役員ら。前列中央が加藤会長

 来年度末で解散する新城市老人クラブ連合会が15日、会として最後の行事となる同市桜淵公園での清掃作業を行った。13クラブ65人が参加し、共に過ごす最後の瞬間をかみしめた。

 参加者らは振り分けられたエリアに移動しながら1時間余りゴミ拾い活動を行った。快晴の青い空が広がり、暖かい春の日差しを浴びながら活動する参加者の額には汗がにじんでいた。

 加藤芳美会長(80)は「きょうが連合会として最後の行事。これからは地域で、子どもの見守りパトロール、ゴミ拾いなどを続けてほしい」と述べ「人生100年時代。今後の人生を楽しんでほしい」とエールを送った。

 連合会は、旧新城市で1963年に設立し、鳳来町と作手村との合併後の2006年に現体制になった。市町村合併当初は104クラブ、5824人の会員数だったが、今年度当初は16クラブ、538人にまで減少した。

 平均年齢は81歳。会員の高齢化で役員の交代もできず、加入率も2・8%と県内53市町村の老人クラブ連合会内で最低だったこともあり、役員の協議の結果、解散と決まった。正式には来年度の総会で決定する。

 来年度は解散に向けた事務手続きを始める。事務局が入る市内日吉の老人福祉センターは施設の老朽化のため、25年3月に閉鎖されることが決まっている。

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