私服で登校できる日を試行

豊橋市立中部中/修了式まで4日間実施

2024/03/22

私服姿で掃除をする生徒ら(豊橋市中部中学校で)

 制服を見直し、学校にふさわしい服装について考えるきっかけにと、豊橋市立中部中学校は22日の修了式まで4日間、「私服で登校できる日」を実施した。1・2年生424人が私服、または制服を選択して通学している。

制服を見直し学校にふさわしい服装を考えるきっかけに

 期間中は、生徒たちの半数以上が私服姿で、授業や掃除、給食などの学校生活を過ごした。落ち着いた色のパーカーやスウェットに、パンツ、またはスカートといった服装の子が多く見られた。

 生徒たちからは「制服は窮屈なので、私服の方が動きやすい」「パンツだと階段も気にしないで済む」「この日のために服を買ったので、お金がかかった」「友達の私服姿が新鮮で良い」など、さまざまな意見が聞かれた。

 同校の制服は、男子が詰襟で、女子がセーラーの学生服。校則に関する生徒と保護者対象のアンケートで、制服を見直してほしいという要望があり、生徒会を中心に話し合いが行われた。2022年に私服登校を実施した大分大学教育学部附属中にも話を聞き、今回の私服登校日を試行したという。

 グレーのスウェットにベージュのパンツを合わせた生徒会長の青葉健太朗さん(2年)は「派手過ぎないさわやかさを心がけた。個性を尊重し、選べることが大切だと思う」と話した。

 原田憲一校長は「社会に出る前に、その場にふさわしい服装を自分で考え判断できるようになってほしい」と期待を込める。

 来年度以降に再度アンケートを行い、制服のデザインや私服との選択制などについて、議論を重ねていく。

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