「自分の翼信じて力強く飛び回って」学長エール/愛知大豊橋キャンパス学位記授与式
2024/03/24
学位記授与式に臨む学部生、大学院生(アイプラザ豊橋で)
愛知大学豊橋キャンパスの学位記授与式が23日、豊橋市のアイプラザであった。新型コロナウイルスがまん延する中で学生生活を送り、この逆境を乗り越えた文学、地域政策、短期大学の3学部と大学院文学研究科の計694人が卒業・修了した。
式で広瀬裕樹学長が学部、研究科の各代表に学位記を授与した。この後の告辞で、コロナ禍で入学式や一時授業ができなかったことに触れ、「我々の力のなさで、みなさんが思い描いた環境を整えることができなかった」とわびた。しかし、こうした環境化で立派に学業を修めたとし、「(逆に)粘り強さなどが備わった」とたたえた。そのうえで「(今後は)自分の翼を信じて力強く飛び回ってもらいたい」と期待を寄せた。
卒業生を代表して地域政策学部の青野歌穂さんは、コロナ禍について「思い描いていた大学生活と異なる期間があり、悔しい思いをした」と苦い経験を挙げた。思い出として大学の特徴である地域貢献事業を取り上げ、「地域の課題を示して地域の方から感謝の言葉をいただき、かけがけのない体験になった」と喜んだ。「これからは大学で得た学びを武器に一つ一つ乗り越えていきたい」と結んだ。
また、名古屋と車道のキャンパスの式は22日、すでに合同で済ませており、法学、経済学、経営、現代中国、国際コミュニケーションの5学部、大学院、法科大学院の6研究科から1566人が卒業、修了している。