冠水状況監視のカメラ初設置

昨年の集中豪雨で浸水した地域に/豊川

2024/03/26

交差点「蔵子一丁目」に設置された道路冠水監視カメラ(豊川市蔵子で)

 豊川市内に、初めて道路の冠水状況を監視するカメラが設置された。昨年6月2日の集中豪雨の際に浸水した地域で、地元の桜町連区が要望していた。


 監視カメラが設置されたのは、住宅街に位置し、コイン精米所や墓地がある交差点「蔵子一丁目」。昨年6月の大雨の際には、この一帯はすぐ南側にある佐奈川の越水や内水氾濫で冠水し、蔵子地区だけでも54世帯が床上浸水、158世帯が床下浸水、車両143台が水没する被害に見舞われていた。

 蔵子や桜町、小田渕などでなる桜町連区は、住民がより迅速な避難行動ができるよう道路の状況をリアルタイムで確認できる監視カメラの設置を要望。市は、今年度の補正予算で設置を決めた。これと合わせ、同じ蔵子地区内の諏訪川に架かる向山橋付近にも新たな河川監視カメラを設置した。

 市の道路河川管理課によると、市内では河川の水位を確認できる河川管理カメラはあるが、道路の冠水状況を確認するカメラは初めて。今後は河川監視カメラと同様、市ホームページで映像を確認できる体制を整える予定だという。

昨年6月の大雨で、コイン精米所も水の勢いで移動していた(桜町連区提供)

2024/03/26 のニュース

交差点「蔵子一丁目」に設置された道路冠水監視カメラ(豊川市蔵子で)

昨年6月の大雨で、コイン精米所も水の勢いで移動していた(桜町連区提供)

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