「全員で取った賞だ」と喜び

三河市民オペラ制作委員会が愛知県芸術文化選奨を受賞

2024/03/26

東海日日新聞社を訪問したメンバー（東海日日新聞社で）

　愛知県芸術文化選奨を受賞した三河市民オペラ制作委員会の鈴木伊能勢委員長らが25日、東海日日新聞社を訪れ、受賞を報告した。

メンバーら本社で報告

　鈴木委員長らは、19日の表彰式に制作委員会メンバーだけでなく、オペラ公演に関係したソリストや演出助手など関係者総勢38人が出席したことを説明した。そのうえで「こんな人数で式に参加した団体はないと驚かれた。多くの人と受賞を喜び合えたことがうれしい。関係者全員で取った賞だ」と笑顔で語った。

　県が12日、芸術文化選奨に選んだと発表した。過去18年間の取り組みが評価されたことについて触れ、「５回の公演を繰り返してきた実績を見てもらえた。築いてきた絆は財産。推薦してくれた豊橋市にも感謝したい」と話した。

　三河市民オペラ制作委員会は２００５年の発足以来、「魔笛」「カルメン」「トゥーランドット」「イル・トロヴァトーレ」と公演を続け、23年５月に「アンドレア・シェニエ」を上演した。今年10月14日には「アンドレア・シェニエ」のソリストを招いて「ガラ・コンサート」を開催する予定。