イオンモール豊川進出「大きな変化なし」/豊川商議所
2024/03/27
小野会頭がアンケート結果を分析・解説した
豊川商工会議所は26日、昨春に進出した大型商業施設(イオンモール豊川)に関するアンケート調査の結果をまとめ、公表した。地元事業者の売り上げや来店客数で多少影響は出たものの、大きな変化はなかったという。
アンケートは、昨年11月6日~12月25日まで実施。地域住民や商業・サービス業の事業者、その他事業者らを対象に行われ、1108件(地域住民745件、商業・サービス業184件、その他179件)の回答を得た。
このうち地域住民のアンケートでは、イオンモール豊川オープン後も買い物行動の変化は少ないことが分かった。商業・サービス業の事業者アンケートでは、売り上げや客数変化は約70%で大きな影響がないとし、衣料品小売など約20%が売り上げ減少や客足の影響を受けたと答えた。
また、岡崎や浜松に比べ魅力ある店舗が少ないとの意見もあり、ランドマークとして集客力向上や地域経済連携など、相乗効果を期待する地元事業者もいた。
イオンモール豊川の影響について小野喜明会頭は「もう少し長い目で動向を見ていきたい。地元事業者の意見を前向きに受け止め、今後も影響力を見極めながらアンケート結果を生かしたい」と述べた。