地域スポーツ企画「とにすぽ」
名古屋ウィメンズマラソン/感謝と悔しさ入り交じる/地元への特別な思い
2026/03/18

必死に歩を進める鈴木亜由子
果敢に勝負を挑んだ名古屋ウィメンズマラソン。豊橋市出身の鈴木亜由子(日本郵政G)は最初の折り返し地点で先頭から遅れ、最後は地元の声援を力に変え気迫あふれる走りで歩を進め、何とか23位で完走した。感謝と悔しさが入り交じる複雑な結果だった。
◆34歳の走り
豊城中2年で一躍脚光を浴び、昨年10月で34歳を迎えた鈴木にとって、2026年は約20年間走り続けた陸上競技の「集大成」に位置付けられた。地元への特別な思いを常々語り、万全を期した今春の名古屋ウィメンズは、9月に愛知県で開催されるアジア競技大会の日本代表を争う重要なステップレースだった。
昨年5月の仙台国際ハーフで初優勝を飾って「復活」を印象付けたが、その後は表舞台で走る姿が少なくなり、昨冬のクイーンズ駅伝では補欠登録で欠場するなど、ケガの影響が懸念される中で迎えるレースとなった。
完走後、報道陣に囲まれ「力が足りなかった、発揮できなかったというか。結果がすべて、しっかりと受け止めて」と言葉を選びながらも悔しさ、はがゆさが表情に表れた。万全な状態なら「もっと走れる」という強い意志が伝わってきた。