緊急銃猟に至るまでの流れなど説明

「クマ出没事案に対する対応要領勉強会」開く/新城署

2026/03/18

クマ・カモシカの毛皮を前に市の対応を説明する松井係長(新城署で)

 新城署は17日、クマの出没が懸念されるこの時期に合わせ「クマ出没事案に対する対応要領勉強会」を署内で開いた。昨年10月末、管内でクマが捕獲・駆除されたことで「クマの生態などに関する勉強会」を開いており、勉強会は2回目。県警本部や署員ら約30人が参加した。

 講師は、市農業課鳥獣害対策係の松井康宏係長。人の日常生活圏にクマが出没したと想定し、市が認知し緊急銃猟に至るまでの流れを説明した。クマは県として保護獣扱いなので、特別な許可のもと、選抜された猟友会員が対応する必要がある。このため、市は状況確認しながら、緊急銃猟可否の検討、銃猟実施者の確保、市長らへの連絡、警察・消防と連携した周辺市民の退避、道路封鎖などを実施することになり、「市民への情報提供、メディア対応も必要となる」と話した。そのうえで「誰も経験していないことから、具体的な状況を示し、さまざま対応や課題がある」と提案。参加者と話し合った。

 会場には、クマがカモシカやシカと見間違えるケースが8割ほどあるということで、実際のクマとカモシカの毛皮も並べられた。クマの毛皮には鋭い爪がついていた。

 松井係長は「警察のこうした取り組みはありがたい。相互理解のもと、互いに連携していきたい」と話した。

 新城署の藤村仁康生活安全課長は「市の動きを知ることができ、連携する内容も見えてきた」と語った。

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