4人に1人「一生結婚せず」

5年前調査から2倍近く増/「少子化に関する県民意識調査」

2024/04/01

独身者の結婚意思(県調べ)

 独身者の4人に1人が「一生結婚しない」と考えていることが、愛知県の実施した「少子化に関する県民意識調査」で明らかになった。

 調査では独身者の24・4%が「一生結婚するつもりはない」と回答、5年前に実施した前回調査の13・3%から11・1ポイントも上昇し、2倍近くに増えた。男女別では男性の30・5%、女性の17・1%に結婚の意思がなく、男性の結婚への抵抗感が高まっている。

 一方「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と答えたのは男女合わせて25・2%。「理想的な相手が見つかるまで結婚しなくてもかまわない」が49・1%あり、女性の割合(57・3%)の方が男性(41・9%)より多かった。

 独身にとどまる理由(3つまで回答)では「結婚したい相手にまだめぐり会わない」の38・5%が最も多く、「結婚する必要性を感じない」32・9%、「独身の自由や気楽さを失いたくない」32・1%、「経済的余裕がない」28・6%などの回答も多かった。

 また「法律上の婚姻をためらう」と答えたのは、男性の49・5%に対し女性が61・5%で多かった。その理由(複数回答)としては「相手の親族との付き合いが煩わしい」「相手の家業を継がなければならない」が多く、女性では「姓を変えたくない」も多かった。

 期待する結婚支援策(3つまで回答)は「賃金を上げて安定した家計を営めるよう支援」が66・3%で最多。次いで「安定した雇用環境の提供」47・6%、「結婚や住宅に対する資金貸与や補助」33・6%。「結婚したほうが活用できる税制」30・6%など、経済的支援を期待する意見が多かった。

 調査は昨年10月~11月、20歳~49歳の男女を対象に実施し804人から回答を得た。結婚観のほかワークライフバランスや少子化政策、子育てに対する意識などについても質問。結果は県のホームページでみることができる。

法律婚をためらう理由(同)

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