自治体初誘致 24日から市内はモンハン世界に/目指せクエストクリア
2024/04/07
JR東海と豊橋市、カプコンのコラボ企画「豊橋へ 一狩りいこうぜ!」©️CAPCOM
豊橋市内で、人気アクションゲーム「モンスターハンター」(モンハン)とのコラボレーション企画が始まる。市は豊橋の魅力を広く知ってもらう好機と捉えている。
カプコンとJR東海の「推し旅」が展開する大型コラボキャンペーン「CAPCOM TRIP TOKAI」で、JRセントラルタワーズ(名古屋市)やラグーナテンボス(蒲郡市)に続く現地企画第3弾。自治体が誘致に成功したのは初めてという。
「豊橋へ 一(ひと)狩りいこうぜ!」と題したイベントの実施期間は今月24日から7月31日まで。市内を巡るデジタルスタンプラリーでは、各スポットの二次元コードを読み取りクエスト(ミッション)をクリアすると特製ステッカーをもらえる。
市内各所にゲームに登場するモンスターの巨大な展示物を設置。ヤマサちくわやワルツといった地元企業の名産品とのコラボ商品を販売するほか、市内のホテルに「モンハン」仕様の客室を用意。サーラプラザ豊橋のカフェではオリジナルメニューを提供し、豊橋鉄道は市内線(市電)でキービジュアルをラッピングした路面電車を運行する。
世界中でファンを抱えるゲームコンテンツと手を組むことで、観光誘客やまちの魅力発信につながる可能性がある。5日の定例記者会見で、浅井由崇市長は「非常にチャンス」と期待を寄せた。
市内に多くのモンスターが出現する状況を踏まえ、山本誠二産業部長は「全国から多くの人に豊橋を救いに来てほしい」と呼びかけた。