東三河作家の作品一堂に展示
2024/05/01
多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市美術博物館で)
東三河を拠点に活動し豊橋市民展で優秀な成績を収めた、作家の作品を集めた豊橋美術展の前半が4月30日、市美術博物館で始まった。日本画・洋画・彫刻・デザイン計125点が展示されている。5日まで。
日本画では、昨年亡くなった高畑郁子さん自らが追求していた赤をふんだんに使い、親子の姿を表した作品が関心を集めている。石川一正さんは繊細な筆致で黄色の花をくわえる猿の姿を生き生きと描写し、髙木基惠さんは民族衣装を着た少女を異国情緒たっぷりに描いている。
洋画では渡邊勇雄さんは、赤い実をつけた巨木の幹が朝日を受ける様子を描き上げ、彫刻では宮本美代子さんが、帽子をかぶった黒い服の少女を幻想的に表現している。
後半は7日から12日まで写真と書道の作品を集めて開催される。