地域スポーツ企画「とにすぽ」
国府高校陸上部女子棒高跳び大須賀成実
2024/09/23
大須賀成実が自己ベスト更新を目指す
女子棒高跳びの競技人口は少ない。それ故に、育成段階で指導者を必要とする選手の練習環境を整えることは非常に難しい。その過酷な状況で全国への扉を開こうと挑戦しているのが、国府高校陸上部の大須賀成実(2年)だ。
大須賀は、代田中学校で棒高跳びに出合った。コロナ禍で十分な練習を積めず、それでも「跳べない悔しさ、跳べた時の楽しさ」が競技を続ける理由になった。
国府では、毎週のように県外へと足を運び、SNSでトップ選手の動画を見るなど「もっと高く跳べるようになる」ために、家族や仲間の支えもあって跳躍の技術を磨いている。
棒高跳びに対するマジメで熱心、ひたむきな姿勢が彼女の最大の武器。その魅力について「空中でポールをはじいた瞬間が好き」と話す。自己ベストは3㍍10㌢だが、大須賀の探求心が大きな壁を越えるきっかけになる。