花文字「おゆだて」お目見え

新城市海老須山地区 集落・須山の花壇/パンジーやハボタンを植え表現や縁取り

2024/12/01

花文字「おゆだて」の花壇と会長ら(新城市海老須山地区で)

 新城市海老須山地区の市道須山線沿いにある住民手作りの花壇にこのほど、パンジーやハボタンを植えた花文字「おゆだて」がお目見えした。

 装いを新たにした花壇は、幅7メートル、奥行き2・5メートル。黄、紫などのパンジー170株で4文字を表現し、花壇を縁取るようにハボタン30株が植えられている。

 集落の須山観音堂では毎年12月第2日曜に須山聖観音大祭が開かれている。4年に一度、祭りの中で鎌倉時代から伝わるとされる湯立(ゆだて/ゆだち)の神事が行われる。沸騰した釜の湯がササの束でまかれ、湯をかぶるとけがれを祓(はら)うことができると伝えられている。今年はその4年目に当たるため、今年の花文字は神事にちなんで決められた。

 花植えを続けている地元の集落12戸でつくる明るい農村づくり委員会(夏目保夫会長)のうち、今年は11戸12人が活動に参加した。シカによる食害があってから、シカが嫌う光るテープで囲っている。

 委員会は2016年11月から毎年須山聖観音大祭に合わせ文字を変えて植えている。これまで「おかえり」「ふるさと」「祝れいわ」「迎すやま」「おいでん」などが描かれ、祭りに来る人、正月に帰省する人をやさしく迎えている、

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