地元特産品で商品開発

ブランドショップ豊穣屋で試験販売会

2024/12/01

来店者に新商品の試食を勧める事業者ら

 東三河県庁による地元の特産品を使った商品開発プロジェクトの試験販売会が11月30日、豊川市のイオンモール豊川内にあるブランドショップ豊穣屋で2日間の日程で始まった。

 プロジェクトに参加している10事業所のうち、東三かわ畑協議会、平松食品、衣笠屋、豊橋糧食工業、天狗缶詰、木耳のお店、餃子のおたふくの7社が出展。それぞれ試作段階にある新商品の販売や試食を提供した。

 天狗缶詰は愛知大学の学生と連携して考案したスイーツ風のウズラ卵を販売。ウズラ卵を巡っては今年、福岡県の小学生が給食でのどに詰まらせる死亡事故があっただけに、同社営業本部の飯田昌宏課長は「イメージを変えるためにも、お子さんに親しんでもらえる商品としてPRしたい」と話した。

 参加事業者は9月以降、ホテルアークリッシュ豊橋の総料理長や道の駅とよはしの副駅長の助言も受けて商品開発に臨んだ。今回の販売実績や顧客の声も踏まえ、来年1月末のイベントで完成品を披露する。東三河総局産業労働課の主事、中西美緒さん(23)は「商品の知名度を広めて地産地消を図りたい」と話した。

ウズラ卵の新商品をPRした天狗缶詰の飯田さん

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