「にぎわい指数」という値で表示

豊橋市中心部で実証実験/混雑状況をリアルタイムに把握

2025/02/01

豊橋市中心市街地の通行量を表示する「豊橋まちなかダッシュボード」

 豊橋市中心部の混雑状況などを、ほぼリアルタイムで把握できるツールの実証実験が1月から始まった。3月中旬までの予定で運用され、実施主体のコンソーシアムが有用性を検証する。

 1月24日に公開された「豊橋まちなかダッシュボード」では、「駅前大通」や「広小路」、「PLAT・水上ビル方面」など街なかのエリアごとに、どれだけの通行量があるかを「にぎわい指数」という値で表示。過去30日間の混雑度から算出された同指数は「0」から「100」の幅で表され、「0」を一番空いている状態とし、数字が上がり「100」に近づくほど混んでいることを示している。

 通行量は、コンソーシアムメンバーのTSPが市街地のいたるところに設置したセンサーで検知しているという。同社は、市内の企業3社と豊橋技術科学大学で構成する。

 ダッシュボードには、これ以外に豊橋駅前の3カ所の駐車場の混み具合や、気象庁のデータに基づく気温や風速を表示するほか、1週間分のイベント情報も掲載している。

 実証実験は、愛知県のスマートシティモデル事業として実施。

 コンソーシアムに参画する市は、期間中にデータを集めた上で実験がまちなかのにぎわい創出につながったのかや、ダッシュボードの使い勝手などを検証するとしている。

 新ツールについて、スマートシティ政策を担当する市政策企画課の佐野真司主幹は「ぜひ見てもらい、まちなかに出かける際の参考にしてほしい」と呼びかける。

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