豊川市総合教育会議で市長ら意見交換
2025/02/15
教育委員の意見を聞く竹本市長㊧(豊川市防災センターで)
今年度2回目の豊川市総合教育会議が14日、市防災センターで開かれた。国の動向も踏まえ、市は2027年度をもって公立中学校における休日の部活動を廃止する方針を示し、竹本幸夫市長や大江孝一教育長、教育委員らが意見交換した。
休日は生徒らに多様な体験を促すと同時に、教員の負担を軽減する目的で、市は休日部活動の段階的な地域連携を進める。ロードマップでは、2026年度に3年生が部活動を引退後、休日部活動を現行の月4回から2回に縮小し、翌27年度の3年生が引退後に完全に廃止する。地域の各種スポーツ団体や文化芸術活動団体に働きかけ、休日部活動の代わりとなる生徒らの受け皿の確保にも取り組む。
委員からは「受け皿として町内会や企業なども巻き込み、いろんな休日の過ごし方を提案できるようにすべきでは」「子どもたちが自分で考え、自由に選択できる仕組みづくりが必要だ」といった意見が出た。
竹本市長が公約に掲げる教育関係事業として、地域伝統芸能の活性化や小坂井中学校の建て替え、小中学校特別教室のエアコン設置などに関する進捗についても協議した。