4市町村長が意見交換/奥三河ビジョンフォーラム新春懇談会
2025/02/23
意見を交わす4市町村長(新城市商工会館で)
一般社団法人奥三河ビジョンフォーラムの新春懇談会が20日にあり、新城、設楽、東栄、豊根の4市町村長がパネルディスカッションを行った。人口減少が進む中での自治体間連携を話し合い、「バイク観光を一緒に促進したい」「水道事業の広域化に向けて準備を」といった意見が交わされた。
バイクライダー受け入れに関しては、新城市の下江洋行市長が「一緒になってライダーを歓迎し、関係人口、交流人口の創出を図りたい」と意欲を示した。
豊根村の伊藤浩亘村長は「奥三河は都市部からのツーリングに適した距離。信号が少なく、カーブが多くてライダーの好む条件がそろっている」と指摘した。
2人は、奥三河を舞台にバイク動画配信などを行う岸かなえさんの活躍や、ライダー向けの飲食イベント「朝活カフェ」の広がりにも言及した。
水道事業については、下江市長が「我々は水源地域でありながら水道料金が高く、苦労している。奥三河の共通認識として、広域化を働きかけたい」と語った。
設楽町の土屋浩町長も「『東三河が一つ』と言うのなら、上下水道が一つになったらいいと常々思う。水の問題にはぜひ取り組んでいきたい」と応じた。
東栄町の村上孝治町長は、公共交通に関して発言。「北設楽郡と新城市それぞれが会議を開いており、そこをつなぐ状況ができていない。利用者減少、担い手不足の問題がある中、電車、バスやタクシーを含めて連携を持ちたい」と語った。
懇談会は新城市商工会館で開かれ、インターネットでも映像が配信された。奥三河ビジョンフォーラムのウェブサイトから録画を視聴できる。