竹島ふ頭などに大勢のファン/市街地では一般車に交じって移動するラリーカーも/蒲郡
2025/03/02
砂煙を巻き上げてSSを走るラリーカー=蒲郡市港町で(撮影・今原太郎)
全日本ラリー選手権の第1戦「ラリー三河湾」は1日、蒲郡市で競技が始まった。タイムを争う区間「スペシャルステージ(SS)」は、竹島ふ頭など市内4カ所に設けられ、大勢のファンが詰めかけた。市街地では一般車に交じって会場間を移動するラリーカーの姿が見られ、沿道の人たちは小旗を振ってエールを送った。
SSは一般道や峠道などを封鎖し、出場車両は1台ずつ走行してタイムアタックに臨む。この日は竹島ふ頭のほか、西浦半島の海岸沿い、海陽町のラグーナ地区にあるトヨタ自動車のテストコースKIZUNA(キズナ)で一般公開された。
このうち竹島ふ頭のSS会場では、爆音を響かせながらラリーカーが次々に疾走し、観客を沸かせた。浜松市から両親と訪れた小学4年生の江間亮友くん(10)は「車を見るのが好き。思っていたよりも速く走っていてびっくりした」と話した。一般道の交差点でラリーカーを見つけると、しきりにカメラを向けていた。
メイン会場の蒲郡市海陽町のラグーナで、整備場から続々と出てくるラリーカーを見守っていた地元の柴本清美さん(61)は「孫たちが車好きなので一緒に来た。ここはゆっくり見られていいですね」と笑顔で話した。
競技は2日も行われ、蒲郡市のほか豊川市、岡崎市、幸田町で計7回のSSがある。