長篠橋の架け替え見送り

新城市議会で市表明 長い期間と費用考慮/市観光協会には事務局長派遣

2025/03/13

豊川に架かる長篠橋(昨年10月)

 新城市議会3月定例会で12日、3日目となる一般質問が行われた。この中で鈴木金也建設部長は、通行止めが続く市道長篠大海線「長篠橋」の撤去後のあり方に関して、新たな橋の建設は見送る方針を明らかにした。「架け替えには15年以上と非常に長い期間が想定され、費用も多額になる」と理由を述べた。

 長篠橋は豊川に架かる築90年の鉄橋で、長さは80メートル。近隣住民の生活道路としてだけでなく、JR大海駅へのアクセスやバス路線に使われていたが、アーチにゆがみが見つかり、市は2023年11月に通行止めとした。

 市は、撤去については既に決めていたが、鈴木部長は答弁で、代わりの橋を架けるのではなく、下流の国道151号「長篠大橋」へ向かう周辺道路を整備する考えを示した。地元に対して、来年度の早い時期に説明を行うとした。

 村田康助議員と浅尾洋平議員が質問した。

 また、この日も、事務局長らが退職した新城市観光協会をめぐる質疑があった。現在のスタッフ全3人も辞める可能性がある中、市は次の事務局長として市職員を派遣すると表明した。

 下江洋行市長は「しっかり立て直しを図ると約束し、補助金だけでなく人的サポートをして責任を果たしていく」と強調した。

 丸山隆弘議員、浅尾議員らが質問した。

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豊川に架かる長篠橋(昨年10月)

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