日本生花司松月堂古流東三河支部の「春のいけばな展」/「舟」テーマに展示
2025/03/30
多彩な作品が並ぶ会場(豊橋市三の丸会館で)
日本生花司松月堂古流東三河支部の「春のいけばな展」が29日、豊橋市今橋町の豊橋市三の丸会館で始まった。支部員約100人が1点ずつ寄せた。
今年のテーマは「舟」。かつて三の丸会館近くの豊川に貸しボートや和船があったことにちなみ、流派に伝わる「舟」をテーマにした伝統的な生け方で表現した。眞帆生け、片碇生け、両碇生けなどさまざまな手法で生けられた花が並び味わい深く、会場は春らしい雰囲気に包まれた。
葉蘭(ハラン)のコーナーでは、基本の「骨の五体」に始まり最後の「全備の二十五体」まで葉蘭の生け方を紹介しており興味深い。他にも現代花などさまざまな作品が並び楽しめそうだ。
31日まで。年1回の恒例の支部展。青嶋泰代副支部長は「桜も咲く豊橋公園を訪れた時に、他のさまざまな花も見に立ち寄っていただければ」と来場を呼びかけている。