豊川市が第3期子ども・子育て支援事業計画策定/こども誰でも通園制度など事業数倍増
2025/04/05
第3期豊川市子ども・子育て支援事業計画の本編㊧とこども版
豊川市は、今年度から2029年度まで取り組む育児支援策などをまとめた「第3期豊川市子ども・子育て支援事業計画」を策定した。事業数が第2期計画の52から109に倍増するなど、「子育て豊川応援団」を掲げる竹本幸夫市長の施策を反映する形となった。
策定には、学識経験者や子育て支援事業関係者、公募委員らが携わった。
計画では、基本目標と施策の体系を大幅に見直し、子どもの貧困対策を施策の体系に取り込んだほか、新たに若者や障害児、経済的支援を施策に位置付けた。基本目標の一つ目に「こどもまんなか社会」の構築を定めた。
事業には、第2期で位置付けのなかった法定事業などを新たに掲載。こども誰でも通園制度や地域子育て相談機関の設置といった新たな取り組みに加え、児童クラブなどの放課後の居場所対策、「こども家庭センター」といった相談支援体制の整備など各施策で充実化を図った。
子ども・若者育成支援では、基本目標の施策に「若者への支援」を掲げ、相談や就労支援に関する取り組みを掲載。少子化対策で結婚支援を追加した。
策定にあたり小学5年生と中学2年生を対象に調査し、寄せられた多くの意見を「こどもたちの声」の欄に掲載。要望の多かった「相談できる場所」に関しては、今月から開所した地域子育て相談機関や、子育て支援センターのオンライン相談の検討といった形で反映された。
本編と概要版、ふりがなが付いたこども版があり、市ホームページでも閲覧できる。