「やり切る3年間に」力強く誓う

新城の全寮制学校/私立黄柳野高に74人入学

2025/04/14

教職員らの自己紹介を聞く新入生ら(黄柳野高校で)

 全国から不登校の生徒らを受け入れている新城市黄柳野(つげの)の私立黄柳野高校で13日、入学式があった。新入生は74人。クラス代表として登壇した男子生徒は、緊張で固くなりながらも「この3年間、やり切ったと胸を張って言えるよう、悔いの残らない高校生活を送る」と力強く誓った。

 式では教職員、保護者、来賓の下江洋行市長らが生徒を拍手で迎えた。

 田村尚(たかし)校長は式辞で「分かち合えば悲しみは半分に、喜びは倍になる。学校生活、寮生活を通じて、共感する心を皆さんが体感できることを願っている」とエールを送った。

 同校は全国でも珍しい全寮制の普通科高校で、一般から寄付を集めて1995年に開校。野山に囲まれた敷地に木造校舎や寮が並び、30年間で2063人の卒業生が巣立っている。

 新入生のうち30人程度は県外出身で、遠くは茨城県、鹿児島県からも集まった。前日から寮生活が始まっており、式終了後は笑顔で語り合う様子もみられた。転入生、在校生を合わせた生徒数は199人。

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