厚生労働省が注意喚起/子ども中心の感染症/乳幼児は重症化も
2025/04/16
せきの症状がある場合の対策を呼びかけるチラシ(厚生労働省HPより)
主に子ども中心の呼吸器系の感染症で、激しいせきが続く「百日せき」について、全国で感染者が確認されているとして、厚生労働省がホームページ(HP)や交流サイト(SNS)などで注意喚起している。乳幼児がかかると重症化し命の危険に及ぶおそれがあり、せきが続く場合は医療機関の受診を呼びかけている。
厚労省によると、今年、全国の感染者の報告数は累計で前年を超えており、3月24日からの7日間で578人に上った。このうち愛知県では20人の感染が確認され、都道府県別では上から9番目に多い。2024年の同時期、県内の感染者は2人だった。
百日せき菌が原因で、飛沫(ひまつ)や接触で感染するとされている。手洗いやせきの症状がある場合はマスクなどで口や鼻を覆うことを求めている。