生産者の中西さん「贈り物や家族でも楽しんで」
2025/04/16
ガーベラを収穫する中西さん(豊川市御津町で)
豊川市特産の「ガーベラ」が出荷最盛期を迎えた。JAひまわり洋花部会では、二人の生産者がハウスでガーベラを生産。1年を通じて出荷しているが、暖かく気候の安定した今月からの時期が最も収穫される。
生産者の一人、中西昌幸さん(59)の市内御津町のハウスでは、定番のピンクや黄色のガーベラから、新しい品種まで色や形が異なるさまざまなガーベラが咲き、収穫に追われている。「2月、3月と寒暖差が激しい状況だったが、温度管理などを行うことで、例年通りの品質の高いものに仕上がった」と述べ、「色や形の良さとともに茎が太くて日持ちがすると市場でも評判。1本でも存在感があり、『希望』という花言葉もいい。贈り物や家庭でも気軽に楽しんでほしい」と話した。
栽培面積30アールに23品種を栽培。年間80万本を名古屋、北海道、関西方面の各市場に出荷している。
4月18日は「ガーベラ記念日」。「良(4)い(1)花(8)の日)」という語呂合わせと、日本で初めて国産ガーベラの品種が誕生したことから生産者協会が設立された。